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キャンプ

 7/15(土)からキャンプに行った。前日に荷物を詰め込み万全の状態で出発。高速を運転中にデジカメを忘れたことに気づいた。痛恨である。しかしこのデジカメを忘れたことが実はラッキーであったとは・・・。
 キャンプ場に到着し、かなりの晴天。テントとタープを張ったらもう汗だくであった。すぐに川に向かい子供と泳ぐ。とても気持ちがいい。水が若干濁っていて水中に視界も悪かったが水は冷たくて気持ちよかった。4時頃から夕飯を作り始めビールを飲み一日を満喫。しかし天気予報は雨が降りそうな予報だったのである程度の荷物は車に詰め込み寝ることにした。
 しかしかなり蒸し暑かったのもあったのだがなぜか眠れない。すると12時半頃雨がぽつぽつと降り始めた。「ああ、やっぱり降ってきたなあ」と思っていると、突然土砂降りに。「うわーめっちゃふってきたなあ」と思っていたら、目の前の山に雷が落ちた。かなりの光と音である。「これはちょっと怖いなあ」と思っていたのもつかの間今度は突風である。その突風も尋常ではなくかなりの突風、それも10分以上である。隣のテントからは「うわー車に移って」などと悲鳴が聞こえる。幸い我が家はおいらのテントとタープの張り方がよかったのか特に濡れることもなく無事突風期間を耐えきった。突風と雨がやんで外に出てみるとタープやテントが飛ばされている家族がたくさんいた。夜中にもかかわらずみんなテント作りを始めていた。おいらは壊れなかった我が家のテントとタープに鼻高々である。
 翌日、昨夜の雷雨と突風が嘘のような晴天。朝からビールを飲み子供は馬に乗りその後みんなで川へ。雷雨があった割には川の流れは速くなかったが注意して泳いだ。昼ご飯を作って食べて石に絵を描く工房があったので子供にやらせた。その後夕飯まで時間があったがテントに戻り、広場でバッタやトンボなどを捕まえて遊んでいた。するとまたぽつぽつと雨が。子供にテントにはいるように避難させ自分は荷物を車に詰め込んだ。すると昨夜同様突風と豪雨である。今度は昨夜と逆方向から吹いてきた。そして・・・・。我が家のタープが吹き飛ばされた。何とか飛んでいきそうなタープを押さえ石を乗せて飛んでいかないようにする。もうその時点でパンツまでびしょびしょである。すると今度はテントが飛ばされそうにぐらぐら揺れ始めた。おいらとかみさんは外でテントが飛ばないように必死だったが中にいた子供は相当怖かったようで二人とも号泣。「お父さん助けて~」すぐに子供をテントから出し車に避難させる。その後テーブル、ツーバーナーなども突風に飛ばされ車の中では「お父さんもお母さんも早く車に入って、死んじゃうよ」と泣き叫ぶこども達。「大丈夫だよ」と言いながら何とかテントが飛ばされないようにペグを打つ。ある程度固定したらあまりにも子供が心配するのでおいら達夫婦も車に避難。車の中でかみさんとまた夜中にこれが来たらしゃれにならん、ということと子供があまりにも怖がっているのでもう帰ることを決断。テントタープもたたむことが出来ずビニール袋に詰め込み、その他荷物も無理矢理車に詰め込んでキャンプ場を後にした。自然の驚異を体験したキャンプであった。
昨夜鼻高々だったおいらの鼻はぽっきりと折れた。自然の驚異の前では無であることを痛感した。ちなみに隣のサイトの家族はは出かけていて人は無事だったのだがテントもタープとどこかに飛ばされてきれいさっぱり無くなっていた。日曜にの昼頃来た人たちは張ったテントなどが数時間後には飛ばされて呆然としていた。
 で、最初に戻るのだがこの状態でデジカメがあったらデジカメは水に濡れ飛ばされて壊れていただろう。忘れてラッキーだったと思う。しかし怖かった。でもキャンプは続けるぞ!!

by yunitora | 2006-07-18 12:34 | アウトドア・旅行